はだしで映画レビュー

紙と鮒の映画鑑賞メモ。土曜の夜にスカイプでお喋りしながら映画を観るよ。

『ムーラン・ルージュ』 2001年(米)

監督:バズ・ラーマン
出演:ユアン・マクレガーキーラ・ナイトレイ

 

 

あらすじ

19世紀のパリ、ボヘミアンに憧れる作家志望のクリスチャンは、モンマントルの安宿に"転がり落ちてきた"出会いから、キャバレー《ムーラン・ルージュ》の新しい舞台の歌をつくることになる。まずは花形スターのサティーンの協力を得ようとムーラン・ルージュに潜り込み、そこでクリスチャンとサティーンは恋に落ちてしまう。しかしサティーンには女優の夢とキャバレー運営のため、パトロンのウースター公爵と関係を持つという使命があり…。

 

✍️紙
ショーというエンターテイメントと主人公とヒロインの悲恋と個性的なキャラクター達の映画だった。
主人公は夢見がち、ヒロインもリアリストな感じが恋して夢見がち、館長?がある意味、ショーが全てのリアリスト。
それぞれが個性的なキャラクターと考えが混じっていくのと、ショーの内容のインドのド派手な感じが入ってくるのがとても面白かった。
個人的に後半のタンゴのところが魅入ってしまった。

 

✍️鮒

紙がミュージカルとか観たいって言っていたので、前から観よう観ようと思いつつ手を出せていなかったムーランルージュを選びました。

良家の生まれで純朴なクリスチャンと野望を持った情熱的なサティーンは、全く違って見えるのに、お互い強烈に惹かれ合っていく。クリスチャンが結核に倒れたサティーンを想って書いた悲恋ではあるけれど、二人の最も良い時間を悲しみで塗りつぶさず、生命力と人生をかけた愛の煌めかしさを鮮やかに描いていて、サティーンへの慈しみが感じられる。

セットや衣装も美しく、豪華で、劇中歌のラインナップもすごい。お金かかってるう。脇役のキャラクターも豊かで、いろんな人の視点を考えるのも楽しい。

私も紙もル・ショコラがお気に入りだったのだけど、実在したキャバレー唯一の黒人男性がモデルらしい。瞳の表情が迫真だった。